防災・復興に女性の視点が必要なわけ

女性の視点から防災を考える

6月9日(土)、清瀬市の男女共同参画週間事業として開催された、セミナーに参加しました。
実際に阪神淡路大震災を経験されたウィメンズネット・こうべ代表の正井礼子さんにお話をうかがいました。
避難生活が長引けば長引くほど、女性や子どもに対するDVや虐待が増えてしまうという事実、とてもショックを受けました。震災という被害の後、また次の被害に遭ってしまうという、なんとかそのような状況を防がなければいけないことを実感しました。
また、避難所では朝早くから女性たちが炊き出しを行い、その女性たちが疲労のため、炊き出しができなくなったときは、男性が変わりにということにはならず、菓子パンが配布されたことなど、日頃から男女共同(平等)の意識を根付かせなければこうした非常時には、性別役割分担の意識が非常に強くなるというお話もありました。
何度も震災を経験し、その際の提言がされているにもかかわらず、国や各自治体の防災会議、また避難所の運営メンバーには今でもほとんど女性が配置されていないことは大きな問題です。
清瀬市では、この24年度から防災会議に女性が5名(25名中)参加することとなり、ぜひ女性の視点を活かした地域防災計画になることを期待しています。

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