公共施設耐震化検討特別委員会(視察)

2012年12月10日 21時55分 | カテゴリー: まちづくり, 活動報告, 総合計画, 視察, 防災

 

7月より動き始めた清瀬市議会の公共施設耐震化検討特別委員会ですが、11月21日、市議会の公共施設耐震化検討特別委員会で、市庁舎について耐震改修工事を選択した狛江市と建替を選択した福生市を視察しました。

狛江市は、平成18年の耐震診断の結果を受け、平成21年、市民参加による検討も経て再編方針を策定しました。市庁舎の敷地に隣接する市民ひろばの一部に通常の1.5倍の耐震性能をもつ免震構造の防災センターを建設し、その後、市庁舎の耐震化工事と大規模改修を行うもので、今年度は防災センターの建設中です。

庁舎機能の移転先がないため、居ながら工事が条件だった狛江市ですが、外付け耐震工事により可能なこと、また震災で既存庁舎が使用できなくなった場合でも防災センターにおいて当面の市民サービスを確保できることなどが狛江市の選択の決めてだったとようです。

ちなみに防災センターの機能としては、情報システム室、防災備蓄倉庫、地下には雨水貯留槽、汚水槽を設置、また敷地内に井戸も掘るということでした。

狛江市 建築中の防災センター完成予想図

狛江市を後にし、建替を選択した福生市に向かいました。

福生市は平成7年、阪神淡路大震災を機に、耐震補強工事を検討し始めました。まず、市庁舎以外の施設の補強工事を順次進めました。平成12年、庁舎についての庁内の検討委員会、市議会でも検討特別委員会を設置し議論を進め、建替の必要性があるとの方向性が示されました。

平成14年にはこれまでの経過を「庁舎問題を考える」としてまとめ、市民に周知し、意見聴取を行ったところ、70件(81%)が建替の必要ありとしたことで建替に向け進みました。平成15年には、建設基本構想を周知し、市民意見を聴取、検討し、基本構想を確定。基本構想で定めた4つの基本方針に基づき市民委員会、市議会内の特別委員会で検討し、それぞれ報告書を提出、それぞれを踏まえた建設基本計画を策定。その後、提案に基づく選定により50社の中から設計事務所を選定。2棟の建設により、仮庁舎の使用をせず建設したということでした。

市民サービスが分散していた不便さを解消することが重要な目的だった福生市、1Fには案内係がいて、ひととおりの手続きがこのフロアで済ませられるようになっていました。

今回の視察を経て、さらに検討の余地が広がったこと、今後は市民意見を十分に引き出すための情報提供をきちんと行っていく必要があることを感じました。

人口と24年度予算規模は狛江市が7万8千人、245億円、福生市が5万9千人、220億円と、人口7万4千人、予算規模250億円の清瀬市と比較的近いという点でも、大変参考になる視察となりました。

1Fですべての手続きができる福生市役所