7月28日(木)、「環境都市宣言」を掲げている板橋区の環境への取り組みについて学ぶということで、区内の施設などを視察させていただきました。
まず、ワインびんのリサイクルについて、清掃リサイクル課の方にお話をうかがいました。
現在、無色と茶色のびんは新しく作るびんの原料として使われています。ただ近年、輸入物の緑色のワインびんが増えて、その処分が問題となっています。
板橋区でも同じ状況で、その解決のために民間企業との協働でワインびんを細かく砕いたものを混ぜた保水性のブロックを開発し、現在、区内の小学校2校に施工されています。
この保水性ブロックは、従来の保水性ブロックの表層に砕いたガラスを混ぜたもので、雨水をブロック中に溜め、蒸発するときの気化熱により路面温度が上がるのを防ぐという機能があるそうです。アスファルトと比較すると、最大で15度の差が測定されたということでした。
ただ、このブロック、コスト面ではまだまだ高く、一般への普及の道は険しいようです。8,000円/㎡で、通常の保水性ブロックが7,500円/㎡と比べるとそれほど差がない気もしますが、施工面積が大きいのでこの差は効いてくるようです。
清瀬市では、板橋区に比べると緑が多いので、こういったブロックの必要なところは少ないのかもしれません。また、コスト面でも難しいということもありますが、温暖化の防止という目的で今後、取り入れることを考えてもいいのではないかと思いました。