板橋区では、2006年度より緑のカーテン作りに取り組み、今年度は工事等で設置できないところを除いて、区立の施設すべて(保育園、小・中学校、区役所などの区の施設)で緑のカーテンを作っています。
また、育て方についての講習会が開催されたり、ハンドブックも配布されていることもあってか、区民にも大変浸透していて各家庭でもそれぞれ緑のカーテンが作られています。写真で応募できるコンテストも毎年開催されていて、区外からも応募があるほどの認知度です。また、できたゴーヤやへちまの料理教室も開催しています。
区内の市民団体「緑のカーテン応援団」は、全国緑のカーテンフォーラムや、カナダで開催された世界大会にも出席し、被災地での緑のカーテン作りにも出向いたということでした。
教育委員会でも環境教育推進プランを持ち、各学校での総合学習で環境教育が取り組まれ、エコポリスセンターという環境をテーマにした施設もあります。
このように板橋区では、環境への取り組みが盛んで、特に緑のカーテンは、この話題でご近所とのつながりが出来たという話も聞き、地域コミュニティーの活性化にもつながる、一石二鳥や三鳥にもなる、取り組みであることがよくわかりました。
清瀬市でも今年は特に節電ということもあり、緑のカーテンへの取り組みは盛んになっていますが、ぜひ地域コミュニティーの活性化にもつながっていることを期待したいと思いました。
また、環境教育の面では、清瀬は自然豊かな土地なので、身近に環境を感じることが出来る点ではとても恵まれていると感じる反面、これは当たり前ではなく、守っていかなければなくなってしまうものであることも教えていかなければいけないことだと改めて感じた視察でした。