5月8日、市議会の議員研修で明治薬科大学での給食食材の測定、清瀬水再生センターの汚泥の処理、市内の除染した土の処理を視察しました。
給食の食材については、産地の公表と、月1回程度の測定がされています。測定のためには1品目1kgずつ必要で、今のところ検出下限値(約10㏃/kg)を下回っています。他の自治体では多額の費用をかけて外部委託や機器を購入して測定していますが、清瀬市では学内の研究のために測定器を持っている明治薬科大学にご協力いただいています。
水再生センターでは、原発事故後、昨年の10月頃まで下水処理後の汚泥の汚染が進みました(清瀬だけに限りません)。基準値を超えた焼却灰が、密閉容器に詰められ保管されていました。事故前は全てセメント会社が引き取っていた焼却灰ですが、事故以降は現在でも引き取りは中止されているということでした。
また、学校、保育園などの雨どいの下などのホットスポットを除染した土も密閉容器に詰められ、金属製の倉庫の中に保管されていました。
汚染されたものも、30年たてば半分になるといっても、長期にわたって管理していかなければならない現実に直面しています。
消えて無くなってくれない、それが現実なんだと改めて感じた市内の視察でした。