公共施設耐震化等検討特別委員会(2013.2.26)
今回は、市庁舎について議員と合同で実施してきた学習会や視察を踏まえ、論点整理されたものが示されました。
防災センター
また、今回初めて、防災センター機能についての考え方が示されました。現在、防災センターを市庁舎の隣に建築中の狛江市の視察がきっかけかと思われます。
建築基準法上、鉄筋構造の公共施設については、IS値という耐震性能基準(震度6強~7程度の地震に対しての)0.75以上が求められていますが、防災センターはこれを上回る0.9以上が必要です。耐震性能を上げることはコストも増えますが、市は防災センター機能が必要だと認識していることが新たに表明されました。
防災センターは、震度6強~7程度の地震に耐えられるため、災害時の防災拠点となることが期待されます。そのため、災害後の復旧に欠かせない市民データの入ったサーバーをはじめとして、受水槽、雨水貯水槽、排水貯水槽、マンホールトイレ、非常用物資の備蓄、福祉避難所としてのスぺースなども設けることが有効となります。
ここまでの経過で、選択肢は耐震化+大規模改修か、改築ということになるかと思いますが、最終的な判断はまだ示されていません。構造上、IS値0.9を満たすためには新築する必要があるため、改築しなければ、防災センターを別の場所に後々建築したいということです。
市民意見の反映
市民意見の反映については、市が改築を選択した場合にはアンケート調査・グループインタビュー・説明会・市民懇談会・ワークショップ・審議会・パブリックコメントなどを取り入れ意見集約を行うということのようです。
議会側も、そろそろ議会としての意見をまとめ、市に提示していく段階に入っています。