私たちの体は食べた物でできている

2013年8月8日 13時48分 | カテゴリー: 市民自治, 活動報告,

清瀬市消費生活講座 食品の安全について 講師:神山美智子弁護士 

1.食は自分と未来世代の命と健康を育てるもの

・食は自分自身だけでなく、未来の世代の命と健康を育てるもの

胎盤を通じて胎児に栄養を送り、生まれてからはお母さんが食べたもので作られる母乳で赤ちゃんの体が作られる。

・胎盤は有害物質を完全には遮断できない

 これまでも胎児性の水俣病やカネミ油症(PCB、ダイオキシン)が発症

 赤ちゃんが女児なら生まれるまでに卵巣の卵の元を作っている

・痩せすぎの母体から生まれた低体重児は生活習慣病予備軍

胎盤から十分な栄養がこないと、栄養が取れたときには貯めこもうとする。

 

2.食品事故は救済されにくい

・カネミ油症 発症後50年だがいまだに不十分

・食品安全基本法では消費者の権利は全くない

・医薬品の副作用には保障制度があるが、健康食品にはない

 

3.表示をきちんと見よう

・日本の食品表示制度は世界の中でも遅れている

保存料不使用と書いてあっても、代替品を使っているはず

・見てもわからない表示

 添加物:一括名(調味料)、別名、簡略名 遺伝子組み換え技術で作られている

 遺伝子組み換え:何も表示がない場合の意味が複数

・2015年から施行の新食品表示法ができた

 栄養表示が義務化、不当表示について申出制度が拡大

 

4.TPPで食品表示はどうなる

・ISDS条項は投資家保護のためのものであり、消費者の利益は損なわれる

TPPは自由貿易協定であり、外国企業(株主)を輸入制限するなど差別したら賠償請求できるISDS条項がつく。差別したとされる原因(たとえば遺伝子組み換え品の危険性)について訴えられた側が立証責任を負う。国益のために、消費者の利益が損なわれる可能性がある。

 

 

5.おかしいと思ったら食の安全ホットラインへ FAX:03-5155-4767

 

小西も生協を通して、食についてさまざまな情報を得てきましたが、特に食品表示についての他国との違いについては韓国の表示を具体的に示していただき、日本の表示がかなり大まかであることや、日本では義務付けられていない、何かあった場合に通報できる第三者機関の電話番号が韓国では義務付けられていることがわかりました。

安全な食を守ることは、命を守ることだと改めて認識した講演会でした。