いいお天気に恵まれた今日、市内の市民団体「川づくりの会」からのご案内で、大林組の研究所に見学に行ってきました。
2万坪ある研究所の敷地の4分の1にあたる雑木林が保存されていて、そこに絶滅危惧種になっているキンラン、ギンランという和ランが群生していました。昨日の暖かさのおかげで今日は一番見ごろだったようです。健気に咲いている姿に、身近にこんな貴重な植物があり、それを守ってくださっている方たちがいることも知り、感激しました。キンランは市内の他の雑木林でも見られるようです。
また、研究所の建屋に設置されている制震装置も見せていただきました。横揺れには震度5強まで対応できるということでしたが、3月11日の地震の際には、その範囲を超えていたようで、免震対応に切り替わったとのことでした。今後は、縦方向の地震にも対応できるようになっていくとのことでした。こういう技術はどんどん進歩しているんですね。
なお、キンラン、ギンランは保存しているだけでなく、企業としての研究対象ともなっていて、トンネル工事などの際に希少植物の移植という面でも役立っているということでした。