食の安全を考える

放射線、電磁波、添加物、遺伝子組み換え・・・

天笠啓祐先生
天笠啓祐先生
 2月4日(土)、市民バイオテクノロジー情報室の天笠啓祐先生をお招きして、「食の安全を考える」をテーマに講演会を開催しました。天笠先生は、以前も遺伝子組み換えをテーマに清瀬で講演頂いており、当日もさまざまな角度からお話をいただけました。
特に私の印象に残ったことは、
①核分裂は1000分の1秒単位でおきるため、その単位でコントロールできなければいけないのが原発であり、電源があることが大前提の技術であること
②放射能の影響は、電磁波や、有害な化学物質などにより、さらに増すこと
③瓦礫処理は灰に放射性物質が濃縮されるため、その処理を充分に考慮したうえで受け入れなければならないこと
でした。
そして、これからは、特に食品による内部被曝に気をつけることが大切で、
①産地も目安にはなるが、やはり測定がベストであること
②今は地表数センチのところに放射性物質はとどまっているため、根菜類や、果樹への影響はあまりないと推定できること、
③問題となっているセシウムは、水溶性であるため、葉物などは洗うとだいぶ除去でき、かつ、煮こぼしまですればほとんど除去
できること
④放射性物質だけではなく、添加物や農薬など、放射性物質の影響を増大させるものを避けること=免疫機能を高めることが大切であること
など、怖がるだけでなく、対処していく方法をお話いただきました。
今後も正しい情報と知識を身につけ、放射性物質を始めとする、目に見えないけれど気をつけなければいけないものから、身を守ることの大切さを学びました。

講演会の際に天笠先生からご紹介のあった静岡県の市民放射線測定室のHPです。http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/