11月17日、清瀬市議会で小西みかが所属する会派「風・生活者ネット」の3名で東京都のモデル事業の認定を受けた医療・介護連携型高齢者専用賃貸住宅「風のガーデン」と同じ医療法人で運営する小規模多機能ホームを視察しました。
「風のガーデン」は24時間・365日常駐し、日常ケアの手伝いや健康相談をしてくれるワーデン(管理者)と、緊急時には24時間同じ医療法人の担当医師に連絡が取れるサービスがついた賃貸住宅です。
自分でできにくくなっていることをお願いすることができ、これまでの自由な生活が維持できる、そんなイメージの住宅でした。大学の学生寮をイメージしていただけると分かりやすいかも知れません。
建物の1階の一部にはデイサービスもはいっていて、自分の部屋から直接デイサービスに歩いていけることで、気軽に行きたいときに利用できる上、ひきこもりも防げるという点で有効だということでした。
とても理想的な老後が過ごせることは間違いないと思うのですが、これにはお金がある程度かかること、いろいろなサービスをつけるとどんどん加算されることなど、やっぱりお金かあと思ってしまう面もありました。
小規模多機能ホームも一般的なデイサービスよりも少人数で、少人数だからこそ、みんなでお出かけができたりとサービス自由度が高く、また登録者には24時間訪問介護を頼めるという安心もついています。同居家族にはとても安心なサービスです。
ただ、こちらも年間契約の費用がかかること、職員は24時間体制で常に携帯電話を持っていなければならないことといった厳しい面もあります。
いずれの施設も大変理想的だな、こんな老後が送れたらいいなと思いましたが、やっぱり先立つものが必要だな、今でも厳しいけれど、私たちの老後の年金を考えるとますます厳しいなあとも考えさせられる視察でした。